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第39回(平成19年)試験問題から   【択一式問題】

務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識

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〔問〕  次の記述のうち、正しいものはどれか。
    なお、この問において、「次世代法」とは「次世代育成支援対策推進法」のことである。
 次世代法は平成15年7月16日に公布され、平成19年4月1日から施行されている。
 次世代法第3条には、次世代法の基本理念として、「母が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、家庭その他の場において、子育ての意義についての理解が深められ、かつ、子育てに伴う喜びが実感されるように配慮して行われなければならない。」と規定されている。
 次世代法第5条において、事業主の責務が定められているが、それによると、「事業主は、基本理念にのっとり、その雇用する労働者に係る多様な労働条件の整備その他の労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な雇用環境の整備を行うことにより自ら次世代育成支援対策を実施するよう努めるとともに、国又は地方公共団体が講ずる次世代育成支援対策に協力しなければならない。」と規定されている。
 次世代法によれば、国及び地方公共団体以外の事業主(以下「一般事業主」という。)であって、常時雇用する労働者の数が300人以上のものは、一般事業主行動計画の策定が義務付けられており、300人未満のものは一般事業主行動計画の策定が努力義務となっている。
 また、一般事業主行動計画には、計画期間、達成しようとする目標、実施内容と実施時期を定める必要がある。なお、常時雇用する労働者の数が300人以上の一般事業主が、一般事業主行動計画を策定し厚生労働大臣にその旨を届け出ない場合には、反則金が課される。
 次世代法第7条第1項の規定において、都道府県が策定する都道府県行動計画においては、職業生活と家庭生活との両立の推進のために、男性を含めたすべての人が、仕事時間と生活時間のバランスがとれる多様な働き方を選択できるようにすべきとしており、また、一般事業主行動計画においては、働き方の見直しに資する多様な労働条件を整備する中で、例えば、所定外労働時間の削減を図るために、「ノー残業デー」や「ノー残業ウイーク」の導入・拡充、フレックスタイム制や変形労働時間の活用など具体的な対策を計画期間中に導入することを義務付けている。
解答



〔問〕  次の記述のうち、誤っているものはどれか。
    なお、この間において、「女性雇用管理調査」とは「平成17年度女性雇用管理基本調査」のことである。
 労働時間等の設定の改善に関する特別措置法第2粂において、「事業主は、その雇用する労働者の労働時間等の設定の改善を図るため、業務の繁閑に応じた労働者の始業及び終業の時刻の設定、年次有給休暇を取得しやすい環境の整備その他の必要な措置を講ずるように努めなければならない。」と規定されている。
 「平成18年版労働経済白書」によれば、1994年と2004年との数値の比較において、「男性の週60時間以上雇用者割合は、20〜24歳、25〜29歳、30〜34歳で他の年齢階級と比べて増加幅が大きい。また、35時間未満の雇用者割合は男女ともに、35〜39歳、40〜44歳、45〜49歳層での増加幅が大きい。」とされている。
 日本労働研究機構「育児や介護と仕事の両立に関する調査報告書」(2003年)によれば、仕事と育児の両立については、民間企業雇用者で就学前の子供がいる女性の約6割が「仕事と育児のどちらも中途半端で不満がある」、「育児の影響があり、仕事に満足していない」又は「仕事の影響があり、育児に満足していない」のいずれかに回答しており、「仕事と育児をうまく両立できている」と回答した女性の割合は28%にとどまっている。
 女性雇用管理調査によれば、育児休業制度の規定がある事業所における育児休業制度の期間は、子が「1歳6か月」になるまでとする事業所が79.9%を占めている。また、「1歳6か月を超え2歳未満」とする事業所割合は3.0%、「2歳〜3歳未満」とする事業所割合は6.1%、「3歳以上」とする事業所割合は1.0%となっている。
 女性雇用管理調査によれば、育児休業を取得した者の休業期間中の定期昇給の取扱いについては、定期昇給制度のある事業所のうち「定期昇給時期に昇給する」が24.5%、「復職後に昇給する」が23.7%、「休業期間中の定期昇給は行わずに復職後の定期昇給に持ち越す」が51.9%となっている。
解答



〔問〕  次の記述のうち、誤っているものはどれか。
    なお、この間において「調査」とは「平成18年就労条件総合調査」のことであり、各費用等は平成17年1年間(又は平成16会計年度)に企業が実際に負担したものである。。
 調査によれば、常用労働者1人1か月平均の労働費用総額は、462,329円となっている。労働費用総額に占める現金給与額は374,591円(割合81,0%)、現金給与以外の労働費用は87,738円(同19.0%)となっている。現金給与以外の労働費用の内訳は、法定福利費が46,456円(割合52.9%)、法定外福利費が9,555円(同10.9%)、退職給付等の費用が27,517円(同31.4%)等となっている。
 調査によれば、常用労働者1人1か月平均の現金給与以外の労働費用を企業規模別にみると、1,000人以上で116,557円、300〜999人で87,081円、100〜299人で63,052円、30〜99人で59,440円となっている。
 調査によれば、常用労働者1人1か月平均の法定福利費は46,456円である。法定福利費の中で割合が高いのは、厚生年金保険料の23,831円で51.3%を占める。次いで健康保険料・介護保険料が15,746円で33.9%を占めている。他に費用が多い順に、労働保険料、児童手当拠出金、その他の法定福利費、障害者雇用納付金となっている。
 調査によれば、常用労働者1人1か月平均の法定外福利費は9,555円で、その中で割合が高いのは、住居に関する費用が4,766円で49.9%を占めている。次いで私的保険制度への拠出金が999円で10.5%を占めている。
 調査によれば、常用労働者1人1か月平均の退職給付等の費用は27,517円で、その中で割合が最も高いのは、中小企業退職金共済制度等への掛金が15,113円で54.9%を占めている。次いで退職一時金が11,752円で42.7%、退職年金の費用が652円で2.4%の順となっている。
解答



〔問〕  次の記述のうち、誤っているものはどれか。
    なお、この間において「実態調査」とは「平成17年企業における若年者雇用実態調査」のことであり、「白書」とは「平成18年版厚生労働白書」のことである。
 実態調査によれば、3年前と比べた若年正社員の定着率の変化は、「向上している」が9.3%、「やや向上している」が16.5%、「ほぼ横ばいである」が56.5%、「やや低下している」が10.8%、「低下している」が4.9%となっている。D.T.(「向上している企業の割合」−「低下している企業の割合」)でみると10.1となっている。
 実態調査によれば、企業が若年正社員の定着に役立っているとしている施策(複数回答)は、「本人の能力・適性に合った配置」(48.5%)、「職場での意思疎通の向上」(36.8%)、「教育訓練の実施・援助」(33.5%)の順に多くなっている。
 実態調査によれば、企業が若年正社員に望むことや身につけて欲しい能力(3つまでの複数回答)は、「企画・立案力」(49.0%)、「新しい感性・柔軟な発想」(40.4%)、「リーダーシップ」(39.4%)が多くなっており、「職業意識・勤労意欲」、「チャレンジ精神・向上心」、「マナー・社会常識・一般教養」は少なくなっている。
 白書によれば、平成18年1月に「若者の自立・挑戦のためのアクションプラン」の改訂版がとりまとめられ、厚生労働省では関係府省間のみならず、国と地方、行政と産業界・教育界の連携の下、フリーターの常用雇用化支援など、若者一人一人の状況に応じたきめ細かな対策等に取り組むこととしている。
 白書によれば、ニート等若者の働く意欲と能力を高めるための総合的な取組みを推進するために、平成17年度から「若者自立塾」事業が推進され、さらに、平成18年度においては、ニート等の自立を支援するための地域における体制の構築を図るために、各地域に「地域若者サポートステーション」を設置し、若者の置かれた状況に応じた専門的な相談を行うとともに、地域の若者自立支援ネットワークの中核として各機関のサービスが効果的に受けられるようにすることにより、ニート等の自立を支援することとしている、とされている。また、若者の就業をめぐる悩みに対する専門的相談体制の整備についても、平成18年度においては、全国のハローワーク等において、臨床心理士等の専門的人材を活用し、就職活動等における不安などの多様な悩み、課題を有するフリーター層、早期離職者等を含めた若年求職者を対象に、就職に関わるそれぞれ個々人の課題に応じた個別的、専門的相談を提供し、その就職促進を図ることとしている、とされている。
解答



〔問〕  次の記述のうち、正しいものはどれか。
     なお、この問において「高齢法」とは「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」のことであり、「調査」とは「平成18年賃金構造基本統計調査」のことである。
 高齢法が改正され、65歳未満の定年の定めをしている事業主は、その雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、平成19年4月1日以降、65歳未満の定年の定めをすることができなくなった。
 高齢法が改正され、事業主は、労働者の募集及び採用をする場合において、一定の年齢(65歳以下のものに限る。)を下回ることを条件とすることは、いかなる場合もできなくなった。
 高齢法第2条第1項において、「高年齢者」とは、厚生労働省令で定める年齢以上の者をいう、とされ、当該厚生労働省令で定める年齢は60歳と定められている。
 調査によれば、賃金がピークとなる年齢階級は、男では50〜54歳で420,000円(平均21.8年勤続)となっている。また、学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男では、大学・大学院卒及び中卒が55〜59歳、高専・短大卒及び高卒が50〜54歳となっている。
 調査によれば、学歴別にみた年齢階級間の賃金格差(20〜24歳の賃金=100)は、男では大学・大学院卒は55〜59歳で247、高専・短大卒は50〜54歳で230、高卒は50〜54歳で192となっている。
 また、女は、すべての学歴で、男に比べ年齢階級間の賃金格差が大きくなっている。
解答

過去問39「一般常識」


〔問〕  国民健康保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
 市町村又は特別区(以下、市町村という。)の国民健康保険では、適用除外に該当する者を除き、市町村に住所を有する世帯主は被保険者となり、その家族は被扶養者となる。
 修学のために親元を離れて他の市町村に住所を有している学生等(学校教育法による学校に通学する者に限る。)はすぺて、両親等の世帯に属する被扶養者とみなされる。
 国民健康保険事業の運営に関する重要事項を審議するために、国民健康保険審査会が市町村に設置される。同審査会は被保険者を代表する委員、保険医又は保険薬剤師を代表する委員及び公益を代表する委員各同数をもって構成される。
 国民健康保険組合の規約jこは、名称、事務所の所在地等の事項を記載しなければならない。なお、国民健康保険組合には組合会がおかれ、規約の変更、予算専の事項を議決する。
 国民健康保険組合は、例外なく組合員の世帯に属する者を包括的に被保険者としなければならない。
解答



〔問〕  我が国の社会保険の沿革に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
 高齢化や核家族化等の進行に伴い深刻化していた高齢者の介護問題に対応する新たな社会的仕組みを構築するために、介護保険法が平成9年に制定され、一部を除き平成12年4月から施行された。
 戦前の昭和13年に制定された国民健康保険法は、戦後の昭和33年に全面改正され、翌年1月から施行されたが、国民皆保険体制が実現したのは昭和36年4月である。
 児童手当法は、児童を養育する家庭の生活の安定に寄与し、次代を担う児童の健全な育成と資質の向上に資することを目的として、昭和56年に制定され、翌年1月から施行された。
 医療面で国民皆保険が進められるのに対応して国民皆年金の実現が強く要請されるようになり、自営業者等を対象とする国民年金法が昭和34年に制定され、昭和36年4月から全面施行された。
 国民の老後における健康の保持と適切な医療の確保を図るため、疾病の予防、治療、機能訓練等の保健事業を総合的に実施し、国民保健の向上と老人福祉の増進を図ることを目的として、老人保健法が昭和57年に制定され、一部を除き翌年2月から施行された。
解答



〔問〕  確定給付企業年金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
 確定給付企業年金法は、平成13年に制定・施行された。
 確定給付企業年金とは、個人又は企業が拠出した資金を個人が自己の責任において運用の指図を行い、高齢期においてその結果に基づいて給付を受ける仕組みのものである。
 事業主は給付に関する事業に要する費用に充てるため、規約の定めるところにより、年1回以上、定期的に掛金を拠出しなければならない。
 基金型企業年金の基金は、実施事業所に使用される被用者年金被保険者等(事業主を除く。)をもって組織する。
 規約型企業年金を実施する事業主は、当該企業年金を他の規約型企業年金と統合することはできない。
解答



〔問〕  船員保険法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
 船員保険の管理運営主体、すなわち保険者は、政府である。
 船員法第1条に規定する船員として船舶所有者に使用される者は、原則として船員保険の強制被保険者となる。
 船舶所有者は、厚生労働省令の定めるところにより、被保険者の資格の取得・喪失、被保険者の種別の変更並びに報酬月額及び賞与額に関する事項を社会保険庁長官に届け出なければならない。
 強制被保険者の資格の取得日は、船員として船舶所有者に使用されることとなった日である。
 強制被保険者の資格の喪失日は、被保険者が船員として船舶所有者に使用されなくなった日の翌日又は死亡した日の翌日に限られる。
解答



〔問10〕  児童手当法と介護保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
 児童手当法の規定によると、一般事業主(厚生年金保険法等に規定する事業主等)には拠出金を納付する義務は存在しない。
 児童手当法の規定によると、被用者(厚生年金保険等の被保険者等)に対する児童手当(3歳に満たない児童を対象とするもので、3歳以上小学校修了前の児童を対象とする特例給付を除く。)に要する費用は、国庫、都道府県及び市町村がそれぞれ3分の1ずつを負担する。
 児童手当法の規定によると、被用者等でない自営業者等に対する児童手当(3歳に満たない児童を対象とするもので、3歳以上小学校修了前の児童を対象とする特例給付を除く。)に要する費用は、国庫が5分の3、都道府県及び市町村がそれぞれ5分の1ずつを負担する。
 介護保険法の規定によると、国は、財政調整のために行う調整交付金を除き、原則として、政令で定めるところにより、市町村に対し、介護給付(介護保険施設及び特定施設入居者生活介護に係るものを除く。)に要する費用及び予防給付に要する費用(介護予防特定施設入居者生活介護に係るものを除く。)の額についてはその100分の20に相当する額を負担する。
 介護保険法の規定によると、都道府県は、政令で定めるところにより、市町村に対し、介護給付(介護保険施設及び特定施設入居者生活介護に係るものを除く。)に要する費用及び予防給付に要する費用(介護予防特定施設入居者生活介護に係るものを除く。)についてはその100分の20に相当する額を負担する。
解答

過去問39「一般常識」

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